人は聞き方が9割
『人は聞き方が9割』をKindleで読みました。
本の内容
人とのコミュニケーションを円滑に進めるために、上手なお話の聞き方が重要であるということをまとめた本となっています。
ベストセラー書『人は話し方が9割』の続編となります。
9割シリーズはたくさん出ていますが、9割シリーズの中で本書を初めて読みました。
要約
人とのコミュニケーションには自分の話し方が重要だと思われがちですが、実は聞く側の“聞き方”がとても重要であるというということが書かれています。
例えば会話の中で自分が無反応のときと会話に応じて自分がリアクションを取る場合だと、リアクションを取るほうが圧倒的に相手側にとって話しやすくなります。
ただ聞くだけでも、リアクションの取り方や聞いているときの表情などで話しやすさはどんどん変わってきます。
相手に上手に話してもらうためにはどのように“傾聴”すればいいか、たくさんのテクニックがまとめられています。
感想
こちらのリアクションや表情などで相手の話しやすさも変わってくるというのは理解でき実感できるものですが、実行に移すのは自分には難しく感じました。
本書ではタレントの明石家さんまさんのオーバーリアクションの取り方を例に挙げられていましたが、さんまさんは確かに相手の話を引き出す天才ですがあそこまでのことを自分ができるかというと難しいです。
また本書を読んだ中で特に印象に残った部分としては、筆者が参考になったと述べているとあるTV番組での一幕です。
お話が上手なグループと下手なグループに分けて番組が用意した人と話してもらい、話がどれだけ弾んだのかを可視化するという内容のTV番組でしたが、当然お話が上手なグループと話すほうが話が弾みます。
これに対し、お話が上手なグループに対してはノーリアクションを貫き、お話が下手なグループに対してはオーバーリアクションを取るという実験をしてみたら結果は仰天、何と話が弾んだのはお話が下手なグループに対してオーバーリアクションを取った側となりました。
聞く側の態度が優れているだけでコミュニケーションが円滑に進むというのは、実行できそうにはありませんが気には留めてみたいと思います。
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