情報を正しく選択するための認知バイアス事典
『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』を実際の本で読みました。
本の内容
先入観や偏見や思い込みは誰にもあるものですが、それによって非合理な判断を示してしまう心理状態である“認知バイアス”の本です。
さまざまな状況によって発生してしまう認知バイアスを60個の例に沿って解説しています。
要約
認知バイアスが起きる原因をさまざまなアプローチから紐解く本です。
本書では“論理学的アプローチ”、“認知科学的アプローチ”、“社会心理学的アプローチ”からそれぞれに起因する認知バイアスについて解説しています。
論理学的アプローチではコインの表と裏を当てるギャンブルの際に、一方の面が連続で続いているともう片方の面が出るのではないかと錯覚してしまう(実際はどんな局面だろうと1/2)現象などについて書かれています。
認知科学的アプローチでは吊り橋などのドキドキしてしまう状況で、近くにいる人に恋愛感情を抱いてしまう錯覚はどうして起きるのかなどについて書かれています。
社会心理学的アプローチでは、占いはよく当たるように思えるが、それは大抵の人に当てはまるであろうことを言っているだけであるということなどについて書かれています。
感想
本のタイトルに“辞典”と付くだけあり、様々な事例によって事細かく解説されていて分かりやすかったです。
一通り眺めて終わりとしましたが、時折本棚から拾い上げて再度読んでみるようにすると認知バイアスによるおかしな判断を止めるのに役立ちそうだなと感じました。
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