情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編

情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編』を実際の本で読みました。

本の内容

先入観や偏見や思い込みは誰にもあるものですが、それによって非合理な判断を示してしまう心理状態である“認知バイアス”の本です。

さまざまな状況によって発生してしまう認知バイアスを解説した前作とは違い、行動経済学・統計学・情報学の観点から60個の例に沿って解説しています。

要約

認知バイアスが起きる原因をさまざまなアプローチから紐解く本です。

本書では“行動経済学的アプローチ”、“統計学的アプローチ”、“情報学的アプローチ”からそれぞれに起因する認知バイアスについて解説しています。

行動経済学的アプローチでは糖質20%よりも糖質80%オフのほうが効果があるように感じてしまう現象などについて書かれています。

統計学的アプローチでは過酷な労働をしている人の健康について調べたら、市全体の市民の平均に比べて健康だった理由などについて書かれています。

情報学的アプローチでは、高層から落下したネコより低層で落下したネコのほうが死亡率が高くなる理由などについて書かれています。

感想

どうしても前作と比較してしまいますが、前作に比べて無理やりこじつけたような内容が多かったように感じます。

特に情報学についてですが、量子力学の項目などは認知バイアスと関係があるのか?と疑問に思います。

とは言え認知バイアスに引っかからないようにするという趣旨には沿う内容ですし、読んでいて面白かったです。

自己啓発

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